融資を受けない企業がいいという考え方は日本独特のものだという
東京都在住 H.Kさん(48歳)
いや私も珍しいなというか、日本だけなんだと驚いていたところなんです。何が?というと、企業の経営についての話です。私も一応は中小企業の役員をやっていますから、そういう情報は一応勉強するようにしています。友人と二人、従業員が二人の計4名の小さな会社でもです。
日本だけのことなんてたくさんありますが、今回聞いた話が融資を受けない企業というのが尊敬されるのは日本だけ、ということみたいです。即日融資やキャッシング等、いろいろな方法が借入にはありますが、日本だと確かにあまりそういうことをしない企業のほうが健全と思われる節はあります。
そういう融資を受けないというのはすばらしい、健全だと評価するのは日本だけだそうです。海外ではそういう企業は利益拡大のチャンスを逃しているとか、顧客創出を真面目にしていないなど、いいようには捉えられないようです。
当然ですが借入が多すぎるというのも、それはそれで文句を言われるようです。ただ、ある程度の借入をしておかないとチャンスがなくなるというように考えるのは当たっているかもしれません。日本の企業は無借金なのはいいですが、動きが遅いですから。
私たちの会社も今のところは無借金経営をしています。これは別に即日融資をするのが怖いとか、そういうことではないです。単純に今はお金を借入しなくても回せるからであって、新しい事業を作るとなれば融資は必要になってくるでしょう。
友人と二人で最初にこの会社を作った時には、ほんとに苦労して即日融資も使ってきました。そのおかげで今があるとも思っていますから、融資をしないほうがいいとは思っていません。ただ、出会う経営者の多くが無借金経営を褒めてくれていたので、そうなのかな?と少し思っていました。
今のところは経営をしていて融資が必要になればお願いする、という姿勢をとっているので、今後はお願いするようになるでしょう。となった時に、無借金経営を褒めてくれていた人たちがどういう反応をするかは少し心配事ではありますが…